鳥取砂丘を楽しんできた!らくだライドにパラグライダー体験!ポケモンGOでも人気爆発の観光スポット!


鳥取砂丘に行ってきました!

鹿児島県の薩摩半島にある”吹上浜“、静岡県浜松市にある”中田島砂丘“と合わせて日本三大砂丘と呼ばれている鳥取県鳥取市にある”鳥取砂丘“ですが、知名度で言えば他2つに比べて高いのではないでしょうか。

また最近では、ポケモンGOのスポットとして大人気を博している観光名所です。私が旅行したのは2015年の冬なのでポケモンGO人気はまだありませんでしたが、それでもかなり楽しめる観光スポットだったので体験談とともに紹介したいと思います!

日本の三大砂丘の一つ!鳥取砂丘とは?

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鳥取砂丘は山陰海岸国立公園(さんいんかいがんこくりつこうえん)にあり、東西16km、南北2.4kmに広がる日本最大級の砂丘です。国立公園の一部ということで簡単ではありますが環境省からも紹介されている、日本の誇れる観光スポットの1つになります。

中国山地から流れ出た砂が、川と海に運ばれ、風に吹き上げられてできました。砂と風が作り出す美しい模様(風紋)や、凹地形のスリバチなどが見られ、変化や起伏に富んだ独特の地形が鳥取砂丘の魅力です。

出典:環境省_山陰海岸国立公園_見どころガイド

中国山地の花崗岩質の岩石が風化して砂となったものが、1度日本海に流れ出たものが潮流によって陸に押し上げられることによって形成されています。

砂丘というと砂漠のように、降水量が少ない地域で気温の上昇や森林伐採の影響により砂漠化してしまった、と思っている人がいますが実際は、地理的に海から砂が舞い上がってできた場合が多く全くの別物です。なので鳥取砂丘では普通に雨や雪が降りますし、所々に植物も自生しています。

鳥取砂丘の基本情報

鳥取砂丘は特にゲートなどで管理されているわけではないので、24時間自由に出入りが可能となっています。ただし、当たり前ですが夜は視界が悪く砂丘の美しい風景を楽しむことができませんし、らくだ体験、パラグライダー、サンドボードなども出来ませんので明るいうちに行きましょう。

また鳥取砂丘の見どころの1つである美しい風紋は人やラクダが歩くと徐々に消えていくので、午前中の朝早くや観光シーズンを外した季節に観に行くとより美しく眺めることができるのでおすすめです。

営業時間:0:00〜24:00(24時間自由に出入り可能)

定休日:年中無休

公式サイト鳥取砂丘/砂丘事務所/生活環境部/とりネット/鳥取県公式サイト

アクセス:福部駅から徒歩6〜7km、または鳥取駅から徒歩9km・バス約20分

電話番号0857-22-0581(砂丘事務所)

場所:鳥取県鳥取市福部町湯山2164−661

鳥取砂丘の見どころ

鳥取砂丘の見どころ・楽しみ方は大きく分けて2つに分かれます。

1つ目はスリバチや風紋を眺めて楽しむ、砂丘そのものを楽しむこと、そしてもう1つはらくだ体験・パラグライダー・サンドボードなどのアウトドアを楽しむ、砂丘という土地を使って楽しむこと、です。それぞれ分けて紹介したいと思います。

1.砂丘そのものを楽しむ

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1つ目の楽しみ方は誰でも楽しむことのできる観光ですね。

鳥取砂丘の有名なポイントとして日本最大級というのもありますが、他に”美しい風紋“とすり鉢に似た形に大きく窪んだ”大スリバチ“があります。

鳥取砂丘の魅力!最大40mの大スリバチ!

砂丘の中に現れる巨大なスリバチ。上の写真はその中から撮った写真です。見てくださいこの砂丘の高さ!

人間がゴミのようだ!!!」(ムスカ風)

このスリバチかどうかわかりませんが、最大級のスリバチでは高低差40mの壁が出来上がります。40mってすごくないですか?マンションにして13階くらいでしょうか。目の前に13階建のマンションに匹敵する砂壁が現れたら圧巻ですよ!

実際は、スリバチ状になっているので壁ではなく斜度がついていますがね、それでもかなり急な斜面になっているので壁のように感じます。風紋と同じくこのスリバチにも早い時間に行くと流れるように砂が崩れ落ちた形が簾を連想させる砂簾(されん)などの模様を楽しむことができます。私が行った後はだいぶ踏みならされた後でした。残念。

また先ほど少し書きましたが、砂丘では乾燥砂漠とは違い多くの植物が自生します。画像の左下の部分に注目してください。

plunts

このように長さは短いですが植物がしっかりと自生するんですね。この植物が生えているあたりは砂漠でいうオアシスのようなもの。スリバチの最深部にできることが多く、時期によっては池のようになることもあるそうです。

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スリバチの上から見下ろすとこのような感じ。広大な砂丘の中に緑が広がっています。

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スリバチの中だけではなく、他のところにも緑を垣間見ることができます。砂丘=砂漠ではないことが行くと肌で感じることができます。

<気をつけること!>

スリバチの紹介画像の1枚目を見ていただくと「これいいの?」と違和感を覚える箇所があると思います。

moji

ここにMBI?という文字が書いてありますが砂丘に文字を書くのは禁止です。

日本一の鳥取砂丘を守り育てる条例
〜中略〜

条例では以下のことが禁止されています
ア 落書き
(文字、図形又は記号(それを内包できる最小の長方形又は円の面積が10平方メートルを超えるものに限る。)を鳥取砂丘の地面に表示すること)

〜以下略〜

出典:日本一の鳥取砂丘を守り育てる条例/砂丘事務所/とりネット/鳥取県公式サイト

文字を書くのは条例によって禁止されています。見つかると場合によっては5万円以下の過料に処される可能性があるので気をつけましょう。条例では他にも禁止されている行為があるので記事下部に記載しておくので守ってください。

ちなみにこの文字を書いている集団は砂丘を管理している人たちにしっかりと見つかっていました。男子大学生っぽい15人くらいのグループでしたが、列になって足を使い、砂にサークル名か何かを刻んでいる途中でした!砂丘を管理している人達が急いで彼らのもとへ駆けつけて、こっぴどく叱られてました!しかも時間にして15分程!!しかもさらにその後は字が消えるように作業をさせられてました(当たり前ですがね)

いいですか皆さん、砂丘に巨大な文字を描いてはいけません!

早起きした人だけの特権?美しい風紋

鳥取砂丘風紋

もう1つ、鳥取砂丘に行ったらぜひ見ておきたいのが”美しい風紋“です。

風紋とは、風速5〜6mの日本海から吹く風が砂の上を吹き抜ける時にできる筋状の模様です。風の強さや吹き方によっては綺麗に現れない場合もあり、また砂の上を風が通ってできただけでなので脆く、人が歩いただけですぐに消えていってしまいます。天候や気候に恵まれ、人がまだ少ない朝方に行くことができる人のみが見ることができる、運と努力が必要な風景となります(大げさ)

私は見ることができなかったので上の画像はイメージです。このような風紋を広大な鳥取砂丘で見ることができるとか壮大だと思いませんか?

2.砂丘という土地を使って楽しむこと

さてもう1つの楽しみ方は砂丘という広大な土地を使って楽しむ方法です。スリバチなどがあり、最大高低差は90mに及ぶといっても基本的にはなだらかな平地です。しかも下は石などがほとんどない乾いた砂地。いろいろなアウトドアとして活用することができます!

砂漠(砂丘)と言ったらラクダ!ラクダに乗ってお散歩や記念撮影!

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鳥取砂丘では砂漠の動物の代名詞、ラクダに会うことができます。

もちろん、当たり前ですが野生ではなくしっかりと管理されており危険はありません。天候や気温によってはラクダがお休みになっていることもありますが、特に前準備なく楽しむことができるので観光で鳥取砂丘に寄ったついでにラクダ体験もいいのではないでしょうか。

らくだ体験は”鳥取砂丘 らくだや“さんが運営しているので興味のある方は事前にチェックしておくといいと思います。料金体系は以下のとおり。

▼らくだライド体験 料金表

らくだの横に並んで撮影・・・100円(税込)

らくだにまたがって撮影・・・500円(税込)

ライド体験(1人乗り)・・・1,300円(税込)

ライド体験(2人乗り)・・・2,500円(税込) ※大人2名の騎乗は不可

出典:らくだライド体験 | 鳥取砂丘 らくだや

営業時間は時期により少し伸びますが概ね10:00〜16:00となっています。事前予約などはできない他、らくだの体調や天候によっては営業しておりませんので注意してください。その他、気をつけるポイントは公式サイトを御覧ください。

半日から気軽に体験出来るパラグライダー

パラグライダー

出典:鳥取砂丘でパラグライダー体験!ゼロ・パラグライダー・スクール Since 1986

数十メートルの高さから大空を滑空してみませんか?全国にパラグライダーをできる場所はいくつもありますが、鳥取砂丘ほど気軽にパラグライダーを体験出来る場所は珍しいのではないでしょうか?

鳥取砂丘では短いコースでは半日コース(2時間半)からあり、機材のレンタル費等含めて価格も7,500円(コース料金7,000円+安全管理料500円)と安く気軽に体験することができます。

鳥取砂丘でのパラグライダー体験談がYouTubeにありましたので参考に見てみるとイメージがつくと思います。

ハマる人続出!?新スポーツ”サンドボード”

サンドボード

出典:鳥取砂丘・サンドボード(120分)|日本最大の体験・遊び予約サイトasoview!

砂漠の多い西オーストラリアで生まれたサンドボード。スノーボードのように砂地の斜面を滑って楽しむスポーツです。(※スノーボードとはボードが違うのでサンドボード用のボードを使うようにしましょう)

サンドボードができる場所は全国探してもかなり少ないのでぜひ体験してみたいですね。転けても砂なので柔らかく、スノーボードよりも気軽にチャレンジできるのではないでしょうか。こちらもYouTubeに動画が上がっていたので見てみるとイメージがつくと思います。

ポケモンGOでも人気爆発!

鳥取砂丘ポケモンGO

出典:ポケストップ GO

2016年7月にリリースされてから社会現象とまでなっているポケモンGO!全国に設置されたポケストップやジムを回って楽しむゲームです。

多くの施設や観光スポットなどにこのポケストップとジムが設置されていますが、基本的には街中に散らばっているので一気に回ることができません。しかし、この鳥取砂丘ではこのポケストップとジムが集中して設置されています。なのでこのポケストップを目的に多くのポケモンGOが集まっています。

さらに、神社や寺を中心にポケモンGOは使用を制限され始めています。あまりに人気が出すぎてポケモンGOを楽しむ人が集まりすぎているため、本来の施設を楽しむ人に迷惑をかけるケースが発生してきているからです。しかし、ここ鳥取砂丘では管理事務所(鳥取県)公式でポケモンGOを楽しむことができます。

鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣

雄大な鳥取砂丘は、安全に「スマホ・ゲーム」を楽しんでいただける「スナ(砂)ホ・ゲーム解放区」です。
掟(ルール)を守ってゲームと砂丘を楽しんでいただくため、ここに「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区」を宣言します。

鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言
雄大な鳥取砂丘は、美しい自然のなかで、多くのポケモンたちが暮らし、皆様を待っているようです。
街中と違って安全に楽しめる鳥取砂丘で、掟(おきて)を守ってゲットしてください。
ここに、「鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区」を宣言します。

平成28年7月25日
鳥取県

掟(おきて)
1熱中症や事故・ケガがないよう、注意しましょう。

2砂丘のかわいい生き物や、他の人に、迷惑をかけないようにしましょう。

3雄大な砂丘の景色や昆虫・砂丘植物などを、楽しみましょう。

出典:鳥取砂丘スナホ・ゲーム解放区宣言/砂丘事務所/とりネット/鳥取県公式サイト

噂ではこのスナホ・ゲーム解放区宣言により、鳥取砂丘を夜も楽しんでもらうためにライトを設置しているという話も耳にしました。未確認なので本当かどうかわかりませんが、鳥取県の県をあげてポケモンGOを後押しする姿勢は好感を持てますね。

車の運転中にプレイして事故を起こしたり、進入禁止の場所へ入ってしまうなど社会的な問題も多く起こしているポケモンGOですが、鳥取砂丘では安心してプレイすることができるので危ない使い方はせずぜひ鳥取砂丘に行って思う存分楽しんでください!


鳥取砂丘で守るべきルール

鳥取砂丘を楽しむ上で知っておくべき・守るべきルールがあります。国立公園内にある鳥取砂丘では大きく分けて「国」と「県」の両方から規制されていることがあります。自分だけでなく多くの人が楽しむためにも必ずルールを守るようにしましょう。

“自然公園法”で許可が必要、または禁止されている行為

法律により以下の行為を行う場合に許可が必要、または行為自体が全面的に禁止されています。違反した場合は6ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

  • 砂丘内の砂の持ち帰り
  • 車両等の乗り入れ
  • 拡声器等による著しい騒音の発生
  • テントなどの仮設工作物の設置
  • 看板やのぼりなどの広告物の掲出や設置

“日本一の鳥取砂丘を守り育てる条例”で禁止されている行為

国の法律とは別に、鳥取県の条例により鳥取砂丘では以下の行為が禁止されています。違反者には5万円以下の過料が科せられる可能性があります。

  • 落書き
    (文字、図形又は記号(それを内包できる最小の長方形又は円の面積が10平方メートルを超えるものに限る。)を鳥取砂丘の地面に表示すること)
  • ゴルフボールの打ち放し、ロケット花火の発射等
    (他人の身体又は財産に害を及ぼすおそれのある方法)
  • ゴミのポイ捨て
    (缶、瓶その他の容器、たばこの吸い殻、チューインガムのかみかす、紙くず等)、動物のふんの投棄
  • 砂丘海浜での遊泳
    …その他鳥取砂丘で安心、安全に過ごしていただくための規定を設けています。

詳しくは公式サイトの「鳥取砂丘でのルール/砂丘事務所/とりネット/鳥取県公式サイト」をご確認下さい。

持って行くと便利なものリスト

今回行ってみて、鳥取砂丘に行くなら事前に準備しておいたほうが良いかなー、と思ったものです。気兼ねなく楽しむためにも持っていくことをおすすめします。

・サンダル

靴だと中に確実に砂が入り、後が大変です。サンダルやスリッパに履き替えておくと砂で汚れてしまうのは仕方ないにしても後が非常に楽になります!

http://item.rakuten.co.jp/clustic-r/10002083/

・ポリタンク(水)

車で行く場合、砂丘の砂が駐車場も飛んでおり砂だらけになっています。また靴で行くにしろサンダルを用意するにしろ、足元は砂で汚れてしまっています。車内を汚さないためにもポリタンク(水)を積んでおいて駐車場で足やサンダル(靴)を洗ってから乗ることをおすすめします。

http://item.rakuten.co.jp/netonya/10004267/

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